飴釉 角瓶

飴釉は、釉薬に含まれる酸化鉄の量が黒釉よりも少なく、韓国では石間硃(せっかんしゅ)とも呼びます。この瓶の成形は、通常の角瓶と違い、まず円筒形の瓶を作ってから、へらで大きく外面をそぎ落としています。そのへら使いが大胆かつ細心で、爽快とも言える造形に仕上がっています。飴釉は、17世紀頃から流行して地方窯で焼かれ、19世紀以降には多様な面取りを施すものが登場します。この瓶は、造形に素朴な味を残す古いタイプでしょう。

項目 内容
所蔵施設 大阪市立東洋陶磁美術館
作品ID 1673
登録番号 00947
大分類 韓国陶磁
作品名(よみ) あめゆう かくびん
時代1 朝鮮時代
時代2 17-18世紀
高(cm) 26.6
幅(cm) 13.0×13.0
コレクション名 安宅コレクション
クレジット表記 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
重量(g) 2,680