釉裏紅 牡丹文 盤
釉下に銅顔料を用いて絵付をする釉裏紅は、すでに元時代にその先例が見られます。明の洪武年間に独自の発展を遂げ、特に数多く生産されました。その背景には、良質なコバルト顔料の輸入量が減少したことがあり、そのため青花と器形や文様が共通している部分が多く見られます。また、太祖朱元璋の赤色への志向との関わりなども指摘されています。銅顔料は不安定な発色が欠点ですが、本作品は全体に淡い色調がかえって文様の瀟洒な感じに調和しています。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 16 |
登録番号 | 00414 |
大分類 | 中国陶磁 |
作品名(よみ) | ゆうりこう ぼたんもん ばん |
時代1 | 明時代 |
時代2 | 洪武(1368-1398) |
高(cm) | 10.0 |
口径(cm) | 45.5 |
窯 | 景徳鎮窯 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 5,960 |