黒釉 扁壺

この扁壺は、轆轤(ろくろ)で丸く引き上げた壺の両面を叩いて、胴部を平坦にしたものです。通常のものにくらべて小ぶりですが、口が小さくひき締まり、力強く存在感があります。黒釉は厚く二度がけされ、釉色も漆黒に焼きあがっています。黒釉は高麗にもありますが、朝鮮時代になって流行し、15世紀から16世紀の粉青窯址から粉青とともに出土する例が多いほか、独自の窯で焼かれたものもあるようです。

項目 内容
所蔵施設 大阪市立東洋陶磁美術館
作品ID 1496
登録番号 00700
大分類 韓国陶磁
作品名(よみ) こくゆう へんこ
時代1 朝鮮時代
時代2 15-16世紀
高(cm) 17.0
幅(cm) 17.8×11.6
コレクション名 安宅コレクション
クレジット表記 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
重量(g) 1,540