三彩 獅子
左足を咬(か)む姿の獅子が岩座上に座しています。類品が陝西省の西安王家墳90号唐墓や臨潼唐慶山寺舎利塔塔基磚室〔741年〕からペアで出土していることから、本作も本来は一対であった可能性があります。唐三彩は墓の副葬品のみならず、仏教寺院でも用いられたことが分かります。獅子のちょっとした仕草をとらえた造形力は秀逸であり、また三彩にしばしば見られる白抜きの白斑装飾が多用されているのも特徴です。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 119 |
登録番号 | 00801 |
大分類 | 中国陶磁 |
作品名(よみ) | さんさい しし |
時代1 | 唐時代 |
時代2 | 8世紀 |
高(cm) | 21.8 |
幅(cm) | 15.6×12.2 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 1,601 |