鉄砂 竹文 壺
朝鮮王朝の鉄絵の起源には不明の部分もありますが、1468年の墓誌(海剛陶磁美術館蔵)が存在することから、15世紀半ば頃までには生産が始まったようです。本作は、広い口と小さく引き締まった高台、胴は中ごろで大きく横に張り出し、俗に算盤(そろばん)玉と呼ばれる形です。鉄砂は、青花顔料の不足する17世紀に流行したもので、豪快な絵付をその本領とします。胴の中央には、竹の幹と枝葉が太く力強い筆勢で一気に描かれ、その筆力を味わうことができます。器形は端正で、17世紀半ば頃に広州官窯で焼かれたものと思われます。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 1066 |
登録番号 | 00171 |
大分類 | 韓国陶磁 |
作品名(よみ) | てっしゃ たけもん つぼ |
時代1 | 朝鮮時代 |
時代2 | 17世紀後半 |
高(cm) | 28.1 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 4,920 |
最大径(cm) | 35.5 |