青磁陰刻 蓮花文 三耳壺
蓋の鈕(ちゅう)や肩の耳は、金属器の装飾を忠実に写しています。この部分に紐を通して、蓋と身を固定したのでしょう。小振りながらも器形、釉色、文様など、12世紀の高麗青磁最盛期の典型作の一つに数えられます。胴面にはごく細い線彫りで文様が施されていますが、少し離れるとわからないほど繊細です。蓋と身は別々に焼かれ、蓋の裏は総釉で硅石(けいせき)目が四つ、また壺の高台には耐火土目跡が四つ見られます。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 1054 |
登録番号 | 00157 |
大分類 | 韓国陶磁 |
作品名(よみ) | せいじいんこく れんかもん さんじこ |
時代1 | 高麗時代 |
時代2 | 12世紀 |
高(cm) | 18.9 |
幅(cm) | 14.6 |
指定物件 | 重要美術品 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 972 |
最大径(cm) | 14.2 |