白磁 壺
朝朝鮮半島における白磁生産は高麗時代に端を発しますが、1460年代末に京畿道広州市に官窯(かんよう)が設置されてから、本格的な白磁時代の幕開けとなりました。この壺は玉縁(たまぶち)風の口づくり、楕円状の胴など、典型的な16世紀の特徴を示しています。胴体が横へ強く膨らんだ造形に暖か味があり、本作の魅力を増しています。同形の壺が広州市道馬里窯址で出土しています。しかし本作は、高台は露胎(ろたい)のままで、内面には鉄釉を塗り、釉色も青味を帯びるなど、やや違った作風を見せ、どこの窯なのか判断は困難ですが、すぐれた作例です。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 1050 |
登録番号 | 00152 |
大分類 | 韓国陶磁 |
作品名(よみ) | はくじ つぼ |
時代1 | 朝鮮時代 |
時代2 | 16世紀 |
高(cm) | 23.0 |
口径(cm) | 13.1 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 4,080 |
最大径(cm) | 29.6 |