甕
粘土紐(ねんどひも)を段々に積み上げて成形されたもので、シルエットにもその痕跡がはっきりとうかがえます。段のある独特な口のつくりはこの時期の特徴を示しています。信楽特有の粗い土には随所に長石の粒が噴き出し、独特の手触り感を生み出しています。淡緑色の自然釉が窯の中で降りかかった跡が数ヶ所大きな斑点となっており、見事な景色となっています。室町時代の信楽甕を代表する優品といえます。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 2291 |
登録番号 | 01745 |
大分類 | 日本陶磁 |
作品名(よみ) | かめ |
時代1 | 室町時代 |
時代2 | 15-16世紀 |
高(cm) | 55.0 |
口径(cm) | 32.5 |
窯 | 信楽窯 |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
最大径(cm) | 52.4 |