織部切落四方手鉢
桃山時代の織部には様々な茶陶が見られます。長方形の二辺の中央を一段削り取る「切落」という手法が見られます。大きく弧を描く把手と、底には美濃窯独特の環状に折り曲げた脚が四方に付きます。力強い造形の把手を強調するかのような緑釉は、把手の根元に流下して溜り、幻想的な色合いを生み出しています。白泥上に鉄絵で描かれた吊柿(つるしがき)や唐草などの文様は、織部独特の斬新なデザイン感覚を見せています。岐阜県土岐市の元屋敷窯の製品と考えられます。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 2289 |
登録番号 | 01639 |
大分類 | 日本陶磁 |
作品名(よみ) | おりべきりおとしよほうてばち |
時代1 | 桃山時代 |
時代2 | 17世紀初 |
高(cm) | 18.5 |
幅(cm) | 22.2×18.3 |
窯 | 美濃窯(織部) |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 1,160 |