矢筈口耳付水指
矢筈(やはず)に似た太く巻き返した口縁部は、この時期の水指に多く見られます。備前特有の酸化焼成による赤褐色を呈した土味と窯変、そして力強く豪快な成形が見所です。胴に入れられた箆目は、装飾効果のみならず造形に動きを与えています。内底には馬蹄形の窯印が見られます。桃山時代の備前焼は、全長50mを越える南窯、北窯、西窯の三大窯で焼かれました。茶室で水を張ることで、備前の土はより赤みと艶を増します。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 2290 |
登録番号 | 01744 |
大分類 | 日本陶磁 |
作品名(よみ) | やはずぐちみみつきみずさし |
時代1 | 桃山時代 |
時代2 | 16世紀後半 |
高(cm) | 19.2 |
口径(cm) | 15.8 |
窯 | 備前窯 |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 3,320 |
最大径(cm) | 21.4 |