みんな知ってる、さるかに合戦

上田公長 蟹子復讐之図 江戸時代19世紀

大坂の画家上田公長(1788-1850)が描いた作品です。主題は、猿に硬い柿を投げられて死んだ母蟹の復讐のため、子蟹が臼・鋏・針・栗を従者として仇討ちを遂げるというもの。本作の賛は、大坂の儒学者篠崎小竹が、懐徳堂が所蔵した「解師伐袁(かいし ばつえん)」に賦された中井履軒(ながい りけん)の賛を写したものです。昔話を威厳たっぷりに記す点に、懐徳堂周辺の人々の知的な遊びのさまが感じられます。

スペシャルコンテンツ:バーチャル体験展示室

項目 内容
大阪の力 都市の力
所蔵施設 大阪市立美術館
カテゴリー 高精細