古代から続く国際交流
百済土器瓶・壺 飛鳥時代・7世紀(難波宮跡・大坂城跡下層・上本町遺跡出土)
国産の須恵器に似ていますが、形や表面の特徴から7世紀に百済で作られた土器とわかります。前期難波宮が造営される前から、難波は対外交渉の窓口として、外交儀礼を行う難波大郡(なにわのおおごおり)や、外国使節が滞在する館(むろつみ)があったと『日本書紀』に記されています。難波では新羅や百済の土器が数多く出土していて、さらに百済土器がこれほどまとまって出土する地域は他にありません。国際都市大阪の萌芽を示す資料です。
項目 | 内容 |
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大阪の力 | 都市の力 |
所蔵施設 | 大阪歴史博物館 |