豊臣政権の輝きを伝える金箔瓦

金箔桐文方形飾瓦 豊臣時代・16世紀末(大阪市指定文化財)

五七桐文に金箔をほどこした飾り瓦です。昭和46年に中央区森の宮遺跡の発掘調査で出土しました。見つかった場所はJR森ノ宮駅の西側にあたり、大坂城内に存在した武家屋敷の跡地と考えられています。桐の文様は豊臣氏ゆかりのもので、屋敷の主が豊臣政権と深いつながりを持つことを示しています。豊臣政権に従った全国の大名は大坂城内やその周辺に屋敷を設け、その屋根はきらびやかな金箔瓦で飾られていました。金箔瓦は、当時日本最大の都市であった大坂を飾るアイコンでもありました。

項目 内容
大阪の力 都市の力
所蔵施設 大阪歴史博物館
カテゴリー 高精細