ネコ?虎?
青花 虎鵲文 壺 朝鮮時代・18世紀後半(住友グループ寄贈/安宅コレクション)写真:六田知弘
遠くの山並みに満月がかかる夜、断崖の上を一匹の虎がゆったりと歩いています。青と白の毛並みと長いしっぽが目を引く、猫のような虎です。独特の笑みを浮かべた表情は何とも愛らしく、キャラクター性に富んでいます。裏面では、木の下で丸まった虎が枝にとまる鵲(かささぎ)を見上げています。朝鮮半島では霊獣である虎と吉報を告げる鵲はおめでたい図柄として好まれました。18世紀に王室向けの窯でつくられた青花白磁を代表する作品です。
項目 | 内容 |
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大阪の力 | 芸術の力 |
所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
カテゴリー | 高精細 |
OCA/詳細リンク1 | https://dom.ocm.osaka/database/moco/1038 |