緑釉 壺
鮮やかな発色を見せる緑釉は、銅を呈色剤とした低火度の鉛釉で、後漢時代に副葬用の明器にしばしば用いられました。この壺は青銅器の「鍾(しょう)」を祖形としたもので、獣面鋪首(ほしゅ)や圏線(けんせん)装飾にその名残がうかがえ、さらにその美しい釉色と質感も青銅器を彷彿(ほうふつ)させます。こうした緑釉器が青銅器の代わりとして墓にしばしば副葬されたことが分かります。川端康成旧蔵品です。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 99 |
登録番号 | 00760 |
大分類 | 中国陶磁 |
作品名(よみ) | りょくゆう つぼ |
時代1 | 後漢時代 |
時代2 | 2-3世紀 |
高(cm) | 42.0 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 5,520 |
最大径(cm) | 29.3 |