白釉黒花 風花雪月字 梅瓶

細く長い胴部と笠形の口作りに特徴のある梅瓶で、磁州窯独特の器形と考えられています。瓶の肩と胴裾に鉄絵により草花文が描かれ、中央の文様帯を四区分して「風花雪月」字を線刻し、その背景は櫛描文で埋めています。磁州窯の梅瓶では「春夏秋冬」、「清香美酒」などの文字を配した類品が見られることから、酒を入れていたものと考えられます。四季の風物を表す「風花雪月」には四季折々に酒を楽しむ趣向が感じられます。

項目 内容
所蔵施設 大阪市立東洋陶磁美術館
作品ID 74
登録番号 00680
大分類 中国陶磁
作品名(よみ) はくゆうこっか ふうかせつげつじ めいぴん
時代1 金時代
時代2 12世紀
高(cm) 37.9
磁州窯系
コレクション名 安宅コレクション
クレジット表記 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
重量(g) 2,340
最大径(cm) 15.9