青花 瓜文 碗 (「大明成化年製」銘)
成化年間の官窯磁器は精製された胎土、滑らかな釉、繊細典雅な文様という特徴を持ち、極めて完成度の高い磁器として評価が高く、また伝世品が少なく貴重なものとして知られています。なかでも、本器のように口縁部がかすかに外反し低い高台のつく碗は、宮廷で飲食器として用いられたもので、欧米では特にパレスボウルと呼ばれて珍重されています。ここでは外側面三箇所に豊饒を意味する瓜文が描かれ、内側を白地のままに残しています。景徳鎮御器廠址での調査によって同一文様の碗が確認されています。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 45 |
登録番号 | 00608 |
大分類 | 中国陶磁 |
作品名(よみ) | せいか うりもん わん (「だいみんせいかねんせい」めい) |
時代1 | 明時代 |
時代2 | 成化(1465-1487) |
高(cm) | 7.0 |
口径(cm) | 15.4 |
窯 | 景徳鎮窯 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 202 |