粉青面象嵌 牡丹文 扁壺
陶製の扁壺は統一新羅からあり、酒瓶や水瓶として用いられました。しかし本作のように二つの皿を内向きに合わせる成形法は朝鮮時代に登場し、粉青でも上質品か、白磁に限られます。本例は面象嵌による大胆な牡丹文と、上部の小さな点状の雨点従属文、そして黒象嵌文様との併用が特色となっています。類似した陶片が全羅北道扶安郡保安面の牛東里窯址から出土しており、15世紀前半の作例と見られます。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 1516 |
登録番号 | 00736 |
大分類 | 韓国陶磁 |
作品名(よみ) | ふんせいめんぞうがん ぼたんもん へんこ |
時代1 | 朝鮮時代 |
時代2 | 15世紀前半 |
高(cm) | 22.8 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 1,834 |
最大径(cm) | 20.7×11.8 |