青磁象嵌透彫 蓮唐草文 蓋
長方形の箱であり、受け皿にあたる身の部分がありません。本作と同類の蓋の内部には小型の盒が収められており、この組み合わせが本来のものであったかどうかは明らかではありませんが、本作もおそらく化粧道具などを収める一種の化粧箱と考えられます。上面の中央に菱花形の窓をあけて水禽文を施し、その余白には雲文を象嵌技法であらわしています。側面には透彫と象嵌技法によって蓮花と蓮葉の手の込んだ唐草文が施されていますが、形はひずみもなくきれいに仕上がり、見事な成形技術です。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 1076 |
登録番号 | 00181 |
大分類 | 韓国陶磁 |
作品名(よみ) | せいじぞうがんすかしぼり はすからくさもん ふた |
時代1 | 高麗時代 |
時代2 | 13世紀 |
高(cm) | 9.9 |
幅(cm) | 19.7×13.6 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 1,476 |