三彩貼花 宝相華文 水注
この水注の形はギリシャの注酒器である「オイノコエ」に起源をもちます。唐時代にはシルクロードを通して西方からの文物が大量にもたらされましたが、唐三彩にはそうした西方起源の金属器やガラス器などを模したものも少なくありません。全面に褐釉が施され、胴部以下には緑釉が二重がけされ、さらに一部に藍彩が加えられています。三彩の多色釉の装飾は異国趣味の器物と見事にマッチしています。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 120 |
登録番号 | 00802 |
大分類 | 中国陶磁 |
作品名(よみ) | さんさいちょうか ほうそうげもん すいちゅう |
時代1 | 唐時代 |
時代2 | 7-8世紀 |
高(cm) | 22.0 |
幅(cm) | 12.2 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 657 |