青磁印花 夔龍文 方形香炉
中国古代の青銅器・方鼎の形を模したものです。同じく青銅器に由来する夔龍文や雷文などの文様が型押しされています。釉色が美しく、胴部の文様や成形も整っていますが、四脚の高さだけが不揃いでひずんでいます。同種の陶片が全羅南道康津郡龍雲里10号-2層や沙堂里7号窯址で出土しており、消費地遺跡としては、忠清南道保寧市元山島で陶片が発見されています。また日本においても、福岡市首羅山遺跡から饕餮(とうてつ)文の方形香炉が見つかり、遅くとも13世紀頃までには日本に入っていたとされています。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 1033 |
登録番号 | 00134 |
大分類 | 韓国陶磁 |
作品名(よみ) | せいじいんか きりゅうもん ほうけいこうろ |
時代1 | 高麗時代 |
時代2 | 12世紀 |
高(cm) | 11.9 |
幅(cm) | 17.6×16.2 |
指定物件 | 重要美術品 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 1,000 |