博物学の礎を今に伝える標本
畔田翠山さく葉標本帳(大阪市指定文化財)
畔田翠山(くろだ・すいざん別名源伴存)は紀州藩の薬園の管理者となった人物です。下級藩士ながら、京都で本草学を学び、その才能を見出されました。北陸や紀伊半島各地の植物、地誌調査を行い書物に書き残しました。この「標本」はその証拠となるものです。検証ができるよう標本を残す畔田の研究は現在にも通用するものです。後につづく堀田辰之助など大阪の博物学者にも、南方熊楠など紀州の博物学者にも影響を与えた人物です。
項目 | 内容 |
---|---|
大阪の力 | 都市の力 |
所蔵施設 | 大阪市立自然史博物館 |
カテゴリー | 高精細 |