白狐に乗る天女を中心に多様な信仰が融合した一品
荼吉尼天曼荼羅図 室町時代15世紀(田万コレクション)
荼枳尼天(だきにてん)とは夜叉の一種であり、白狐に乗る天女の姿で表されています。本作はこの他にも様々な信仰に基づく要素が混在する、稀有な作例で、田万コレクションを代表する仏画です。田万清臣氏には、法隆寺金堂火災の工事責任者の弁護を手弁当で引き受け大阪高裁で無罪を勝ち取るなど、文化財保存関連のエピソードがいくつかあります。
項目 | 内容 |
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大阪の力 | 市民の力 |
所蔵施設 | 大阪市立美術館 |
カテゴリー | 高精細 |