古代大阪に生きた百済ゆかりの人々の証
「百済尼」・「百尼」墨書土器 奈良時代~平安時代初頭・8世紀末~9世紀初頭(細工谷遺跡出土・大阪市指定文化財)
大阪市天王寺区の細工谷(さいくだに)遺跡からは、全国初の発見となった和同開珎の枝銭(えだぜに)や、 今まで知られていなかった「百済尼寺」の存在を示す墨書土器や瓦が出土しました。墨で「百済尼」・「百尼」と書かれた甕は8世紀末~9世紀初頭の土器で、百済が滅亡して100年以上たった頃のものです。細工谷周辺は百済の亡命者を受け入れた「百済郡」と推定されており、祖国を離れ新天地に未来を託してやってきた百済ゆかりの人々の足跡をうかがうことができます。
項目 | 内容 |
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大阪の力 | 未来への力 |
所蔵施設 | 大阪歴史博物館 |
カテゴリー | 高精細 |