町人天文学者・間重富が遺した詩の掛軸
間重富詩書
江戸期に活躍した大阪の町人天文学者・間重富による詩の掛軸です。間重富は大坂長堀で質屋を営む町人で、天文学を学び、18世紀末には幕府に招かれて寛政の改暦事業に参画しています。事業終了後は幕府から天文御用を命じられ、間家は家業と並行して幕末まで4代にわたり御用をつとめました。この詩は、詩人・医師の多田玄介に宛てた七言絶句で、間重富の文化人としての一面がうかがえる貴重な資料です。
項目 | 内容 |
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大阪の力 | 市民の力 |
所蔵施設 | 大阪市立科学館 |
カテゴリー | 高精細 |