飛青磁 花生
日本には、当館所蔵の国宝《飛青磁 花生》(住友グループ寄贈/安宅コレクション)に加え、いわゆる旧国宝で、現在は重要文化財に指定されている類例が伝えられています。それがこの作品です。本作は、かつて実業家の双軒庵・松本松蔵(1870‐1936)氏が所蔵していた作品です。その後、複数の所蔵者を経て、長らく所在不明となっていましたが、2025年に当館へ寄贈されることとなりました。国宝と比較すると、本作は高さが1.7 センチメートル低く、頸部や胴部はわずかに細身の造形を見せています。鉄斑の数は、国宝が計23箇所であるのに対して、本作は計11 箇所と約半数にとどまり、鉄斑一つひとつはやや大きめである点も特徴です。一方で、底部のつくりは両者でほぼ共通しており、元代の龍泉窯において、同時期に制作されたものと考えられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
| 作品ID | 9938 |
| 登録番号 | 05738 |
| 大分類 | 中国陶磁 |
| 作品名(よみ) | とびせいじ はないけ |
| 時代1 | 元 |
| 時代2 | 14世紀 |
| 高(cm) | 25.7 |
| 口径(cm) | 6.7 |
| 窯 | 龍泉窯 |
| 指定物件 | 重要文化財 |
| 重量(g) | 930 |
| 最大径(cm) | 13.8 |