黒釉白斑 壺
黒釉は後漢時代以降さまざまな発展を遂げていきますが、中唐から晩唐にかけて中原地区では黒釉に失透性の青味がかった白釉をかけ合わせる装飾的な技法が登場します。こうした複数の釉による流動感の表現は、唐三彩にも見られるところで、唐時代の美意識の一端がうかがえます。白釉の一部が海鼠釉状に青く発色しています。陝西省銅川市の黄堡窯や河南省平頂山市の魯山段店窯などで同種の陶片が発見されています。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 75 |
登録番号 | 00681 |
大分類 | 中国陶磁 |
作品名(よみ) | こくゆうはくはん つぼ |
時代1 | 唐時代 |
時代2 | 8-9世紀 |
高(cm) | 18.4 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 2,340 |
最大径(cm) | 23.1 |