木葉天目 茶碗
江西省の吉州窯の天目茶碗は、胎土が白く、土が緻密であるため、薄づくりで高台の小さいことが特徴です。見込みに本物の木の葉が焼き付けられていることから、「木葉天目」と呼ばれています。木葉の葉脈まではっきりとみることができ、木葉天目中の最高傑作として名高いものです。ここでは桑の葉が用いられていますが、その背景として、桑の葉は禅に通じるという思想があったといわれています。木葉の向かい側には梅花文などの貼金装飾の痕跡がかすかに確認できます。加賀前田家に伝来したもので、金製の覆輪(ふくりん)が付属しています。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 44 |
登録番号 | 00598 |
大分類 | 中国陶磁 |
作品名(よみ) | このはてんもく ちゃわん |
時代1 | 南宋時代 |
時代2 | 12-13世紀 |
高(cm) | 5.3 |
口径(cm) | 14.7 |
窯 | 吉州窯 |
指定物件 | 重要文化財 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 182 |