鉄砂 虎鹿文 壺
鉄砂の壺には、不思議なことに虎文を描いたものはほとんどありません。確認されている限りでは、館蔵品の鉄砂虎鷺文壺(登録番号00476)と本例の二点のみです。この二点は釉胎の状態、絵付けの内容や表現方法のほか、平縁形の口づくりや小さい高台など、多くの点で類似しています。おそらく同時期の、同じ窯による製作でしょう。ただしこの種の陶片は、窯址調査ではまだ発見されていません。絵付けは、若い鹿を追いながらも飄々とのし歩く虎に竹文を配し、素朴ながらも大胆な構成で、手慣れた闊達な筆致が感じられます。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 1735 |
登録番号 | 01012 |
大分類 | 韓国陶磁 |
作品名(よみ) | てっしゃ とらしかもん つぼ |
時代1 | 朝鮮時代 |
時代2 | 17世紀後半 |
高(cm) | 28.6 |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(安宅英一氏寄贈) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 4,120 |
最大径(cm) | 34.8 |