粉青掻落 牡丹文 長壺

典型的な朝鮮時代初期の粉青沙器の長壺ですが、引き締まった姿が早い時期の雰囲気を伝えています。胴全体に白泥を施したのち、肩には粗い線刻で蓮弁文を、また中央は広く掻落して大胆な牡丹文を表しました。このようなスタイルの中心地は全羅南道光州市の忠孝洞窯ですが、この作例については窯址は特定できず、その周辺の地方窯の一つと見られます。

項目 内容
所蔵施設 大阪市立東洋陶磁美術館
作品ID 1538
登録番号 00772
大分類 韓国陶磁
作品名(よみ) ふんせいかきおとし ぼたんもん ちょうこ
時代1 朝鮮時代
時代2 15世紀
高(cm) 33.5
コレクション名 安宅コレクション
クレジット表記 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
重量(g) 3,740
最大径(cm) 19.6