青磁鉄地象嵌 如意頭文 瓶
本作は、器面に文様を太く線彫りし、象嵌技法で白土を埋め込んで素焼きをした後、余白に筆のようなもので鉄絵具を塗りつめ、さらにそのうえに青磁釉を塗り焼成したものと思われます。白象嵌の部分が鉄顔料や青磁釉で覆われているのが確認できます。口の下と胴裾の蓮弁文、そして肩の如意頭文が、縦に太く彫られた線と相まって力強い印象を与えています。高麗陶磁のなかでは遺例が少なく、康津郡沙堂里窯址や扶安郡柳川里窯址で類似陶片が発見されています。
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
作品ID | 1506 |
登録番号 | 00711 |
大分類 | 韓国陶磁 |
作品名(よみ) | せいじてつじぞうがん にょいとうもん へい |
時代1 | 高麗時代 |
時代2 | 13世紀 |
高(cm) | 34.0 |
コレクション名 | 安宅コレクション |
クレジット表記 | 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと) |
重量(g) | 2,160 |
最大径(cm) | 18.2 |