海でつながる大陸と大阪
重要文化財 長原高廻り1号墳・2号墳の船形埴輪 1号墳:4世紀末~5世紀初頭 2号墳:4世紀後葉~末
昭和62年(1987)に大阪市平野区長原遺跡の長原高廻り(ながはらたかまわり)1号墳・2号墳から見つかった船形の埴輪です。 両古墳からはほかに甲冑・盾・家などを象った多くの形象埴輪が出土し、4世紀後葉~5世紀初頭の埴輪の特徴がわかる一群の資料として、平成4年(1992)に国の重要文化財に指定されました。大型船を模した埴輪は、当時の葬送儀礼を示すとともに古墳時代における大阪と大陸とを結ぶダイレクトな国際交流の証です。また、造形的にも優れた埴輪を育んだ古墳時代の長原人の創造性にも驚かされます。
項目 | 内容 |
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大阪の力 | 風土の力 |
所蔵施設 | 大阪歴史博物館 |
カテゴリー | 高精細 |