ヒクイナ

 おもに数少ない夏鳥。淀川周辺や平地の水田や池で記録があり、繁殖していると考えられる。河川や池の草地や水田といった生息に適した環境が、近年急速に減少しており、個体数は減少していると考えられる。越冬もしばしば報告され、冬期は生息が確認しにくいことを考えると、普通に越冬しているのかもしれない。大阪府レッドデータブックでは、絶滅危惧II類とされている。
 全長23cm程度。水田や、池や河川敷のヨシ原など、湿地の草むらの中に潜んでおり、夜行性であることもあって、生息確認が難しい。昆虫などの小動物や、草本の種子を採食する。繁殖期は6月~8月頃で、草むらの間に巣をつくる。夜にキョキョキョキョと連続的に鳴く。

項目 内容
所蔵施設 大阪市立自然史博物館
学名 Porzana fusca
RECORDID A000000176
上位分類群 脊索動物門 鳥綱 ツル目 クイナ科
地域 豊能;三島;北河内;大阪市;中河内;南河内;泉北;泉南
メモ 繁殖