コゴメガヤツリ

 1年草。根は紫褐色でショウガに似た香りがある。茎は断面が3角形で、高さ20 ~60 cm。基部に数枚の葉をつけている。葉の下半部は茎を包んで管状のさやになっている。最下部の葉はおもにこのさやからなり、葉身はごく短い。茎の先端に数枚の葉があり(この葉を包とよぶ)、そのねもとから数本の枝を出す。この枝は上部でさらに細い枝を何本か分枝する。この分枝には左右両側に黄緑色の二つ折れになった舟形の小さいりん片が交互にならんでいる。花はこのりん片に包まれていて、雌ずいと雄ずいだけからなり、がくも花弁もなり。雌ずいの先端は3本に分れている。果実は褐色で3稜形。長さ約1.2 mm。花のりん片の先端はやや凹み、緑色のキールの部分がその間からわずかに突出している。この両側に花のつ

項目 内容
所蔵施設 大阪市立自然史博物館
学名 Cyperus iria
RECORDID A000009426
上位分類群 カヤツリグサ科
地域 豊能;大阪市;中河内;泉北;南河内;泉南;