ブタクサ

北米原産の帰化植物、日本に侵入したのは明治初期といわれている。大阪附近では普通な雑草となっている。1年草、全草に強いにおいがある。葉ははじめ対生で、のちに互生となる。形に変化が多く、元気のよい若い株の葉は2回羽状に深く裂けているが、花の咲く頃の枝先の葉はヨモギに似ている。花は雌花と雄花に分かれていて、同じ株の別の場所につく。雄花の頭花は枝の先に長い穂になってつく。総包片はくっついて下向きのおわんのような形となり、その中に10数個の黄色い雄花がはいっている。それぞれの雄花には退化した雄しべをかこんで5本の雄しべがある。雌花は雄花の穂のすぐ下の小型の葉の付け根にあり、緑色でめだたないので注意してみないと気がつかない。雌花の頭花はつぼ状の総包の中に1個の

項目 内容
所蔵施設 大阪市立自然史博物館
学名 Ambrosia artemisiaefolia var. elatior
RECORDID A000008727
上位分類群 キク科
地域 大阪市;中河内;南河内;三島;