コヒルガオ

 茎で物にまきつく多年性のつる草。午前中に、うすいピンクの花を開き、昼過ぎにはしぼんでしまう。葉は互生、基部が大きく横に張り出し、さらに2裂する。
 花の基部は、大きな2枚の包で包まれていて、その中に、5枚のガクがある。アサガオの仲間は、包が細く、花柄の中程につくが、ヒルガオの仲間は、包が広く、花に接してつくのが特徴である。花が終わっても包は残り、果実を包む。ただし、ヒルガオ、コヒルガオはどういうわけか、あまり果実がつかない。どちらも地中に横に走る白い地下茎があって、これでふえる。ヒルガオは葉の基部の耳が小さく、2裂しないこと、花はやや大きく、花柄にちぢれたひれがないことがちがっている。

項目 内容
所蔵施設 大阪市立自然史博物館
学名 Calystegia hederacea
RECORDID A000008454
上位分類群 ヒルガオ科
地域 豊能;三島;大阪市;中河内;南河内;泉北;