ヤブガラシ
巻きひげで物にまきつきのぼってゆく多年草。全体に赤みをおびる。冬には地上部は枯れ、地下茎が生き残る。葉は5小葉からなる複葉で、葉のつけねに小さい托葉がある。葉は互生し、葉の向い側に巻きひげがある。これはブドウ科に広く見られる特徴である。巻きひげの出方は、出→出→休→出→出→休と3拍子のリズムである。
休みの節の葉のつけ根に芽があり、夏にはその芽がのびて花をつける枝となる。花序は2番目の葉の向い側に出るが、節がつまって最初の2枚の葉が対生に見えることも多い。花序は傘のように広がり、真中の花から咲いてゆく。花は小さく、がくは明らかでない。花弁は緑色で4枚あるが、開くとじきに落ち、その内側に包まれていた雄しべが出る。中央の1本の雌しべをとり囲んでピン
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立自然史博物館 |
学名 | Cayratia japonica |
RECORDID | A000008139 |
上位分類群 | ブドウ科 |
地域 | 豊能;北河内;中河内;大阪市;南河内;泉北; |