グンバイナズナ

 北米原産の2年草。茎は直立し、よくできたものでは高さ50 cmにもなるが、小さいものは10 ~20 cmで実をつける。冬の間は茎はのびず、葉は地表に車座に広がって、ロゼットをつくる。この時期の葉は羽状に深裂し、ダイコンの葉を小さくしたような形をしている。春になると茎がのびて、鋸歯のある葉を互生する。茎の上部は枝分れして、それぞれの枝の先は花の穂となる。花のつく頃にはロゼット葉は枯れてなくなってしまう。花はごく小さく、4枚のがく片、4枚の白色の花弁、2本の雄しべ、1本の雌しべがある。果実は円形で直径約3 mm、扁平で4 ~5 mmの細い柄がある。果実の中央に隔壁があって、半円形のふたが左右からそれをおおい、2室をつくっている。各室には1個の種子がはいっていて、果実の先端から

項目 内容
所蔵施設 大阪市立自然史博物館
学名 Thlaspi arvense
RECORDID A000007803
上位分類群 アブラナ科
地域 泉北;