クスノキ

日本原産の常緑樹。新葉は赤褐色で美しく、新芽の開出とほぼ同じ時期に、旧葉が色づき一斉に落ちてしまう性質ある。葉や枝をちぎると樟脳のにおいがする。[樹皮]は若い時は緑色をおび、つやがあるが、やがて、縦のたんざく状の割れ目ができる。[葉]は互生、中型で全縁、ふちはゆるく波うつ。上面は深緑色でつやがあり、裏面は淡緑色。葉脈は中脈と最下の2脈がめだつ三行脈である。三行脈の分岐点の裏面に小さな穴があいており、たいてい中に小さなダニがすんでいる。 [花]は5月頃、新緑の季節に甘いかおりをただよわせる。新枝の葉腋から出て、長い柄の先に、黄白色の小さな円錐花序をなす。3枚ずつ、2輪の花被、3本ずつ3輪の雄ずい、1輪の退化雄ずいと1雌ずいがある。 [果実]は黒紫色。

項目 内容
所蔵施設 大阪市立自然史博物館
学名 Cinnamomum camphora
RECORDID A000007616
上位分類群 クスノキ科
地域 中河内;南河内;
展示場所名 4_27