イチイガシ
西南日本の平地から山麓の肥沃な地に生育する樹高30メートルにも達する常緑の大高木。自然林が残っているところは少ないが、各地の神社などに巨木があり、昔日の面影を伝える。大阪近辺では、奈良公園から春日山にかけての大木群が有名。 [葉]は倒被針形、すなわち葉の先端部1/3位のところが最も幅広い。上半部には鋭い鋸歯がある。長さ6 ~10 cmが普通であるが、ひとつの株の中でもたいへん変異が大きい。表面は黒みがかった緑色で、はじめまばらに星状毛があるがじきに無毛となる。裏面は黄褐色の星状毛を密生する。[枝]にも、葉と同じ星状毛を密生するが、枝が生長するにつれ次第に目立たなくなる。 [花]は4月から5月にかけて、新芽の開出と同時に開く。 [果実]は開花した年の秋に熟す。堅果は
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立自然史博物館 |
学名 | Quercus gilva |
RECORDID | A000007420 |
上位分類群 | ブナ科 |
地域 | 泉南; |
展示場所名 | 1_8;2_11b |