シリブカガシ

近畿地方以西の暖地に生える常緑高木。大阪府の泉北地域や京都の保津峡に、まとまった林がある。乾燥した土壌や岩盤が発達した土地に生育する照葉樹林の構成種として重要な種であると思われる。
[葉]は長楕円形で、中央より先の部分がやや幅広い。葉の先端部が急に細まり、その先が短く尾状に突出するのが特徴。ほぼ全縁であるが、葉裏は淡緑色で、微細毛が密生し、その上を薄い円盤状の分泌物の膜が覆っているので光を反射し銀色を帯びて見える。葉柄の基部には、枝とともに黄褐色の毛がある。
[花]は9月から10月に開く。当年枝の上部から、葉身がきわめて退化的になった花序の枝を出す。下部から出るのは、雄花のみからなる雄花序で、先端の2 ~3花序は、基部に雌花がつき、先端部に雄花がつ

項目 内容
所蔵施設 大阪市立自然史博物館
学名 Lithocarpus glabra
RECORDID A000007415
上位分類群 ブナ科
地域 泉北;泉南;
展示場所名 丘陵・社寺林;1_8