マテバシイ
西南日本の暖地に生育し、神社や御陵、庭、公園、街路樹などにも広く植えられている常緑高木。自生するのは九州のみで、本州のは植えられたものであろうと言われる。陽地に単木として植えられている株は、細長い葉を密に付け、ドーム状のきわめて特徴的な樹形を示す。
[葉]は長楕円形で、中央より先で最も幅広く、基部はくさび型に細まる。ひなたの葉は長さ10 cm程であるが、日陰の葉や徒長枝の葉は20 cm以上にもなる。表面は深緑色で、裏面は少し銀色を帯びた淡緑色。托葉はあるがすぐに落ちる。
[花]は5月から6月にかけて、新葉が展開しきるころ咲く。雌雄同株。雄花序、雌花序とも新葉の葉腋から出て直立する。ほとんどが雄花序で、雌花序は枝の先端部の1 ~2本だけである。花にはクリやシイ
項目 | 内容 |
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所蔵施設 | 大阪市立自然史博物館 |
学名 | Lithocarpus edulis |
RECORDID | A000007414 |
上位分類群 | ブナ科 |
地域 | 泉南; |
展示場所名 | 1_8 |