ニホンヒキガエル

おもに山地の林に広く分布しているが、多くない。大部分はニホンヒキガエルだが、金剛山ではアズマヒキガエルが記録されている。かつては、平地の人家の縁の下にも住んでいたと言うが、現在は人家付近では見られなくなった。大阪府レッドデータブックでは、要注目とされている。
 成体の平均体長は、雄113mm、雌139mm。背面は茶褐色~黄褐色でいぼ状突起が多数あり、腹面はまだら模様。鼓膜の後ろに耳腺と呼ばれる大きな隆起があり、ミルク状の毒液を分泌する。林床で、昆虫やサワガニ、カタツムリなどを食べる。繁殖の時にだけ、ため池や水田などの水辺に集まる。繁殖期は、普通2月から5月頃。雄は、かぼそくクックックッ…と鳴く。

項目 内容
所蔵施設 大阪市立自然史博物館
学名 Bufo japonicus japonicus
RECORDID A000000006
上位分類群 脊索動物門 両生綱 カエル目 ヒキガエル科
地域 豊能;三島;北河内;中河内;南河内;泉北;泉南;