ヤマカガシ

山際の丘陵から山地に広く分布している。カエルの多い水田周辺でよく見られるが、水田及びカエルの減少に伴い平地から姿を消したと思われる。
 成体の全長は、60-160cm。背面は、褐色の地に黒と赤の斑が混じり、頸には黄色い帯がある。若い個体では、黄や赤の斑がはっきりしているが、大型個体では模様が不明瞭になる。腹面は黄色く、黒い斑が入る。主にカエルを補食し、魚も食べる。
 一応毒ヘビだが、毒牙を持っていないので、軽く噛まれただけでは、毒は入らない。上顎の奥にナイフ状の牙があり、その根元から毒がでるため、深く噛まれないように気を付ければ、とくに恐れる必要はない。また、頸にも毒腺があり、皮膚が破れると毒液が出てくる。

項目 内容
所蔵施設 大阪市立自然史博物館
学名 Rhabdophis tigrinus
RECORDID A000000037
上位分類群 脊索動物門 爬虫綱 トカゲ目 ヘビ科
地域 豊能;三島;北河内;中河内;南河内;泉北;泉南;