トコジラミ

戦前から戦後にかけて大阪市内にかなりはびこっていた。ひらべったくて体長5~8mmになり、つかまえるとくさい匂いを出す。成虫(羽がない)・幼虫とともに日中は床や壁のすきま、家具の陰などにかくれており、夜にはいだしてきて人の皮膚をさし、血を吸う。たいてい刺しあとは二つ並んで皮膚に残る。別名南京虫(外国から来た虫の意)。DDTやBHCをノミ、シラミの駆除にさかんに使ったころにほとんどいなくなった。

項目 内容
所蔵施設 大阪市立自然史博物館
学名 Cimex lectularis
RECORDID A000002308
上位分類群 節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 トコジラミ科
展示場所名 1_2