ナガヒラタムシ

体長9-17mm.夜間に活動し,灯火にもよく飛来する.花にくることもある.幼虫はサクラなどの朽木にすみ,坑道を掘って食害する.成長は1年以上要すると思われる.5月ごろにサナギになる.幼虫で越冬する.体型が細長く,触角が長いナガヒラタムシの仲間は,甲虫類のもっとも古い形態をもつとされている.化石種が多数みつかっているが,現生種は少ない生きた化石でもある.森林性の昆虫だが,長居公園で灯火に来ているのが見つかったことがある.出現期は06から08月.北海道,本州,四国,九州,伊豆諸島(御蔵島),小笠原,対馬,屋久島,シベリア南東部,フィリピン,ハワイ(移入)に分布.

項目 内容
所蔵施設 大阪市立自然史博物館
学名 Tenomerga mucida
RECORDID A000001634
上位分類群 節足動物門 昆虫綱 鞘翅目 ナガヒラタムシ科
地域 豊能;大阪市;
展示場所名 3_22
季節 06-15~08-15