カスミサンショウウオ

 かつては丘陵地に普通に生息していたが、圃場整備や宅地開発によって生息地が失われ、個体数は急速に減少していると思われる。現在は、山際に残されたわずかな生息地に細々と生息しているに過ぎない。大阪府レッドデータブックでは、絶滅危惧II類とされている。
 成体の全長は、70-125mm。体色には変異があるが、褐色地に黒点が散らばり、尾の上側が黄褐色。湿地や水田といった止水で繁殖し、非繁殖期には近くの林の落ち葉などの下に潜む。夜行性で、ミミズや昆虫などを食べる。

項目 内容
所蔵施設 大阪市立自然史博物館
学名 Hynobius nebulosus
RECORDID A000000001
上位分類群 脊索動物門 両生綱 サンショウウオ目 サンショウウ
地域 豊能;三島;北河内;中河内;南河内;泉北;泉南;